日本のサウナの歴史!ブームになったきっかけをご紹介!

現在2022年は、第3次サウナブームといわれていますが、
「そもそもサウナっていつからあるの?」
「第3次サウナブームっていうけど、日本でサウナがブームになったのはなんで?いつから?」
と気になっていませんか?
ここでは、サウナの歴史について簡単に説明します。
※サウナの歴史は奥深く諸説あるため、参考程度にとどめておいてください。
サウナの起源
サウナの起源は諸説ありますが、2000年以上前のフィンランドで発祥したといわれています。もともとは、食料の貯蔵やスモークのための小屋がサウナになったといわれています。
フィンランドの厳しい寒さの中で、身体を温め、重労働の疲れを癒すことができるサウナは、徐々に人々に浸透したといわれています。フィンランドサウナが世界的に注目されたのは、1936年に開催されたベルリンオリンピック。フィンランド選手団が選手村にサウナを持ち込んだことで、一気に話題となり、世界的に注目されました。そこから、サウナの魅力を知った各国の選手たちが自身の国へ持ち帰ったことで、世界的に浸透していきました。
日本のサウナの歴史
日本にサウナが初めて設置されたのは昭和32年(1957年)。
その前年の昭和31年(1956)、メルボルンオリンピック大会に出場したクレー射撃日本代表選手が、他国の選手達が選手村にあった「蒸し風呂」に似た施設を利用しているのを見て、ヒントを得たそうです。
そして、知人の助けを借りながら、東京・銀座にあった温浴施設内に、乾式サウナ風呂を設置しました。
第1次サウナブーム
その後、昭和39年(1964)の東京オリンピック大会で、選手達のサウナを要望する声を受けて、選手村に設置したところ、大きな話題となりました。
その後、銭湯やホテル、旅館等へのサウナ設置が相次ぎ、第一次サウナブームとなります。
第2次サウナブーム
1990年代の「健康センター」や「スーパー銭湯」等の温浴施設ブームに伴い、サウナが増加しました。これまでの銭湯やホテルとは一線を画し、レジャー施設として乱立する「健康センター」や「スーパー銭湯」の中で、「お風呂+α」の付加価値を提供するものとして、サウナの設置が相次ぎました。
他にも、岩盤浴や足ツボマッサージ、ゲームセンター、食事処等、今や温浴施設には当たり前のようにある施設・サービスもこのころに普及したといわれています。
第3次サウナブーム
2022年現在は、第3次サウナブームといわれています。
きっかけは、トレンドに敏感なインフルエンサーがサウナを利用する様子をSNSに投稿したこと。さらに、サウナを題材としたテレビドラマが放映され、大きく注目を浴びたました。サウナの魅力をわかりやすく紹介するこの作品の中で「ととのう」という言葉が紹介され、のちに流行語となったこの言葉から、サウナに興味を持つ人がますます増えたといわれています。
この流れに後押しされ、フィンランドサウナが急増。
フィンランドサウナの普及によって、これまでのサウナの「おじさんが利用する、暑くて息苦しいところ」というイメージを「老若男女問わず楽しめる、心地いいところ」へとガラっと変えることになりました。
さらに、今では、新型コロナウィルスの感染拡大による顧客ニーズの変化に応じて、サウナの形も変化を続けています。「個室サウナ」「貸切サウナ」「テントサウナ」等、「他人と接触せず心身ともにいやせる場所」が人気になっています。
第3次サウナブームは今後も続きそうですね。